インターンを機に石巻とつながり
そして石巻とつながり続ける
瀬戸 祐樹さん
巻組との関わり
巻組が運営する実践型インターンシップ・プログラムの大学生インターンに参加
巻組が運営に関わる「とりあえずやってみよう大学」に参加
復興創生インターンに参加する前に、参加した福島のツアーの発表会で声をかけられて、大学4年生の卒業間近の2017年2月から3月に復興創生インターンに参加しました。石巻に来たのは巡り合わせです。プロジェクトが寿司ツアーの考案と面白そうで応募して来たのが、たまたま石巻でした。インターンでは、石巻の無農薬でササニシキを栽培する米農家さんで寿司ツアーの考案をしました。復興創生インターンは1か月という短い期間で成果を残すのは難しかったです。でもその1か月はすごく濃い1か月で、いろいろ頑張ったと思います。
復興創生インターンの参加後、後輩に復興創生インターンを紹介していました。紹介していたのは、石巻に社会のために面白いことをやっている人がいて、地方にもこういうことをやっている人がいるということを知ってほしかったからです。その存在に気付いて、視野を広げることができたらいいなと思って、紹介していました。
大学卒業後は一般企業に就職しました。働きながら、巻組の開催しているとりあえずやってみよう大学に参加しています。巻組の渡邊さんに誘われて、第1回のとりあえずやってみよう大学に参加しました。とりあえずやってみよう大学では石巻でのフィールドワークがあるのですが、第1回の時はフィールドワークに参加できず、とても残念でした。でも、今年も続けてとりあえずやってみよう大学に参加して、今回は石巻のフィードワークに参加することができとても良かったです。フィールドワークでは、石巻の雄勝地域にあるMORIUMIUSに宿泊して、MORIUMIUSの方に話を聞いたことがとても印象に残っています。
とりあえずやってみよう大学には、いつも面白い方が講演にきてくださります。話を聞くと「自分も何かやらなきゃいけないな」と思います。とりあえずやってみよう大学に参加して、色んな方に出会うなかで、良い意味で考え方が変わりました。いずれこういう道をやるべきだなっていうのに気が付けたと思います。それは復興じゃないかもしれないし、具体的には決まっていないけれど、いずれ社会がよくなるためにダイレクトな成果を出せることをやりたいと考えています。
大学を卒業後、会社に入ってからは会社の人と話すことが多くなりました。その人たちとの関係が濃くなり、深い関わりができる一方で、自分の世界が狭くなっていることに気がつきました。これからは自分の世界を広げていきたいと思っています。いろんなところに行ったり、本を読んだりして、自分の世界を広げていきます。
(2020年5月取材)